前回の【SEO第1回講座】SEO対策って何?はいかがでしたか?
SEO対策、自分で自社でできちゃんじゃない?と思っていただけたら幸いです。
今回は、SEOの要となる「キーワードリサーチ」について、じっくり学んでいきましょう。
キーワードリサーチは、効果的なSEO戦略を立てる上で不可欠なプロセスです。
キーワードリサーチって何?
キーワードリサーチとは、ターゲットとなる潜在的なユーザーや読者が使用する検索語句を特定し、分析するプロセスです。これにより、ウェブサイトやコンテンツの方向性を決定します。

キーワードリサーチは、簡単に言えば「ユーザーがどんな言葉で検索しているか」を調べること。
なぜキーワードリサーチが大切なの?
キーワードリサーチの重要性は以下の点にあります。
- ターゲットオーディエンスの理解
- 検索エンジン最適化(SEO)の効率向上
- コンテンツ戦略の立案
- 競合分析

キーワードリサーチは、単に「検索されやすい言葉を見つける」だけじゃないんです。
お客さんのニーズを理解したり、ライバルより一歩先を行くヒントを得たりできるんです。
最初にこの方向性を間違ってしまうと、、せっかくの努力が水の泡になってしまうかもしれません。(実は結構このパターン多いです…)
例えば、ただ検索数の多いキーワードばかりを狙っていると、激しい競争の中で埋もれてしまったり、実際にはあまり収益につながらないキーワードに時間を費やしてしまったりする可能性があります。
キーワードリサーチの基本ステップ
では、実際にキーワードリサーチをしてみましょう。
基本的なステップは以下の通りです。
- 思いつくキーワードを全部出してみる
- 関連キーワードの探索
- 検索ボリュームの確認
- 競合度の分析
- ターゲットキーワードの選定
一つずつ見ていきましょう!
1. 思いつくキーワードを全部出してみる
まずは、頭の中にあるアイデアを全部出してみましょう。
例えば、「犬のしつけ」というテーマなら…
- 犬 しつけ
- 子犬 トレーニング
- わんちゃん 教育
- ペット 躾け方
など、思いつく限り書き出してみてください。
2. 関連キーワードの探索
次に、関連するキーワードを見つけていきます。ここで便利なのが無料ツール!
おすすめ無料ツール①:Google検索窓
あまりになじみがありすぎて、なにそれ?っとなっている方も、、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
そうです!いつも使っているあの検索窓です。

実は、Googleの検索窓も立派なキーワードリサーチツールなんです。
試しに「犬 しつけ」と入力してみてください。ページの一番下に行くと、関連する検索キーワードが表示されます。↓コチラ例です

これらも、キーワード候補として書き留めておきましょう。
おすすめ無料ツール②:Google Trends
Google Trendsは、特定のキーワードの人気度の推移を見ることができるツールです。
基本的な使い方は、以下の通り。
- Google Trendsにアクセス
- 検索ボックスにキーワードを入力
- 期間や地域を設定
- トレンドグラフを確認
例えば、「スキー」と「スノーボード」を比較してみましょう。
この2つのウィンタースポーツは、季節性が非常に強く、需要の変動が明確に現れます。
どちらの需要が高いか、どの季節から検索ボリュームが上がっていくかなどが分かります。
これを元に、記事を書くタイミングや、「スキー」か「スノーボード」どちらの種類を狙っていくかを決められるんです。

特に季節性がないものに関しては、「Google Trends」の使用は必須ではありません。
しかし、長期的なトレンド、地域差、関連キーワードなどの情報を提供してくれるので、時間があれば確認してみると良いでしょう。
3. 検索ボリュームの確認
キーワードが集まったら、次は各キーワードがどのくらい検索されているか(検索ボリューム)を調べます。
おすすめ無料ツール:Google Keyword Planner
Googleアカウントがあれば、誰でも無料で使えるツールです。使い方は簡単。
- Google Keyword Plannerにアクセス
- 「キーワードを検索」を選択
- 調べたいキーワードを入力
- 「結果を取得」をクリック
すると、月間検索回数や競合度が表示されます。
具体的な実践方法は、以下の記事で紹介しています。
4. 競合度の分析
検索ボリュームが分かったら、次は競合度をチェック。同じKeyword Plannerで確認できます。
「競合性」の欄を見てみましょう。
まずは広範なキーワードから始め、より詳細に絞り込んだキーワードを見つけていく。
というやり方が鉄則です!


「犬 しつけ」は、広範なキーワードなので、通常はライバルが多いと予測していたのですが、意外でした。
このように調べてみて初めてわかることも多いです。
「犬 しつけ」というテーマでは、「犬 しつけ」自体の競合性は低く、「子犬トイレ トレーニング」(より詳細に絞り込んだキーワード)というキーワードの方が、競合性が高くなっています。
5. ターゲットキーワードの選定
最後に、これまでの情報を元に、実際に使うキーワードを選びます。
- まずは広範なキーワードから始め、より詳細に絞り込んだキーワードを見つけていく。
- 競合が少なく「低~中」、検索ボリューム「1000~1万程度」のキーワードを探す。
- 季節性のあるキーワードは、過去12ヶ月のトレンドを確認する。
- 関連キーワードのアイデアを参考に、コンテンツ戦略を立てる。
まとめ:キーワードリサーチは楽しい!
自分で考えたキーワードって、意外と調べてみないと競合性や検索ボリュームはわからないものです。
適切なキーワードを見つけることで、あなたの記事やサイトがより多くの人の目に触れる可能性が高まります。ぜひ、今回紹介したツールを使って、自分のブログやサイトに最適なキーワードを探してみてください。
次回の【SEO第3回講座】では、「コンテンツは王様 – 質の高い記事の書き方」について詳しく解説していきます。